新NISAまでの1年間

川原イチトクです。新NISAについて、メディアや著名ブロガーの方々で話題になっていますね。
2024年以降、NISAの投資枠拡充・恒久化の方針が示されました。
金融庁には”新しいNISA”という名目で分かりやすい説明がありますね。
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/nisa2024/index.html

インデックス投資を促進すべく、早めに「emaxisslim全世界株式(オール・カントリー)」で埋めるべし、という論調が多いです。
私も同意しますし、来年になったら実行します。手元資金が薄いため、特定口座にある投資信託をいったん解約して新NISAで購入することにします。
淡々とできるか、自分の心が試されます。

今年はどうするの?

とはいえ、来年の話です。今年は引き続きつみたてNISAを続けます。
いま投資していない方から相談されたら、つみたてNISAの開始を勧めます。
どのみち新NISAに切り替わりますし、早々に始めたほうがベターです。
もちろん、ご自身のリスク許容の範囲内かつ自己責任の認識は重々了知いただく前提です。

投資枠の再利用という記事の事例には注意

NISAは結婚や住宅購入時、教育資金にいったん引き出せます、という記事を見かけます。
記事を書いている人は、NISAは長期投資で、老後資金が大前提という認識のうえで記述しているのでしょう。
でも「住宅購入でもいいんだ」「こどもの学費として○年後に一部解約して」と考えてしまう人って少なくないと思います。
しかしながら、NISAは短期には向かないです。あくまでも長期狙いです。

NISAの引き出し・投資枠の再利用は保険程度に考えるのはよいのでは

タイミングによっては引き出したくないくらい含み損を抱えてしまうこともあるわけで…
新しいNISAは老後資金を貯めるためのツールである。
でも、大きい資金を引き出したいときに利用できるね。
といった程度で考えたほうがいいです。お子さんの教育費も含めて”かき集めて”新NISAに!と判断しないよう留意いたしましょう。