春。詐欺被害を防ぐためにZ世代に伝えるべきこと3点

川原イチトクです。成年年齢が18歳に引き下げられて1年が経過しました。
「自分の子どもが成人だなんて、まだまだ子どもじゃない」という親御さんが多いかと。
いっぽう、子どもは「スマホもよくわかっていないくせに何言ってるの」といったところ。
この時期、親子の会話はそれで終わってはいけません。

社会から見れば子どもじゃない

自覚も知識も希薄な状態で社会に出ることになります。
「社会は残念ながら善人だけじゃない」と肌身で実感している親として、
詐欺に遭わせないために以下の3点を伝えましょう。

1.春は詐欺が多いらしいこと
2.最近の詐欺は、SNSやブログが大半
3.お金が動く話なら一言伝えてね

春は詐欺が多い。詐欺師も胸躍らせる?新学期

今にかぎった話ではなく、昔から新入生・新社会人を狙った詐欺は多いです。
新入生・新社会人からみれば「こんな話が自分のところに来るなんて!」と、当惑と緊張感を覚えつつ、
対等に接してくれて自己承認欲求をくすぐられてしまう、という状況ですね。

心理的なはたらきは、高齢者も同じなのですが、季節性があるという点が違う。(笑)
「ダイエットサプリとか脱毛エステ、暗号資産とかで被害があるらしいね」くらいで
話題を振りましょう。

「え、そうなの?」という素直な子は殆どいない。自分もそうでした。(笑)
「あぁ、ネットで見た」と素っ気ない返事を聞いて「あなたは大丈夫なの?」と訊くのはぐっと我慢。
逆に「え、どういうの?」と訊くぐらいのほうが話を続けてくれます。

最近の詐欺は、SNSやブログが大半

たとえば、インスタグラムは、フォロワーを対象にビジネスや販売などにも利用されています。
写真投稿だけではありません。このあたりは子どもに学ぶくらいがちょうどいいです。

「じゃぁ、怪しいフォロワーには注意だね」
「リンクや情報源に注意すればいいのか~」
「個人情報の共有や特定されそうな情報を公開するのは危険なのね」

といった感じで、相槌を打ちつつ、子どもに認識させるテクニックがよいです。

何にせよ、最後はお金が絡む

「いずれにしても最後はお金なんだな~」
「あなたにもお金が動く話があったら教えてね」と
何か怪しいと感じた場合に相談できる雰囲気づくりをすることが大事です。

詐欺師は、すぐに判断するよう迫ります。
迷った挙句に自分で判断しまうことないよう、親が相談できるワンクッションになると
理解してもらうことが肝心です。

さらに専門家に相談することで、被害を未然に防ぐことができます。
消費者センターや弁護士会などがよく知られています。
あとは地元自治体の消費生活相談窓口が有効です。
いざというときの相談先も抑えておきましょう。