親にエンディングノートを書いてもらうことはできなかった・・・

川原イチトクです。だいぶ前に両親にエンディングノートをプレゼントしました。
相続セミナーでエンディングノートを紹介する話をしたついでに渡しました。

書いてもらえない

「馬を水辺に連れて行っても、馬に水を飲ますことはできない」この言葉どおりでした。
自分に見せる必要ないから、気になるところだけチョコチョコっと書けばいいから、と説明しました。
その場では両親とも関心を示していましたが、後日実家に顔を出すとクロスワードパズル誌の下にひっそりと放置されていました。(T_T)

書いてもらうには

そもそも、両親は永らく食品製造の自営業を営んでいまして、文字を書く(自分の考えを言語化する)習慣がない。
お金以外の部分は書き取ってあげればよかった、と反省しています。
お金の部分は警戒心がありますから、葬式はどうしたい? 誰に連絡したい?と聞いてひとまず氏名だけ書き取るとか。
雑談ベースのインタビューが有効だったと悔やまれます。

そもそも、自分が書いていない

既製品のエンディングノートを渡しただけで、自分自身で書く体験をしていなかったことも反省点です。
自分自身のことを書こうとしてみました。
しかし、デザインとトンマナが妙にポエジー、エモいというか、正直申し上げて子どもっぽい・・・。
うーむ、現役世代は書く気がおきない。介護施設等で高齢者を子ども扱いしすぎてしまう課題と同じかと。

ひとまず「実家に帰ったら親の郵送物をチェックする」

先輩ファイナンシャルプランナーの方から教わった方法です。
まず、親に「ダイレクトメールや郵送物はひとまずこの箱に全部入れて」と大きな箱を用意。
続いて、定期的にどの金融機関や企業から届いているのか確認する。
本人も忘れている保険や銀行口座が把握できるとのこと。
また、怪しい業者に引っかかっていないかチェックするのにも役立つそうです。