転職時、企業型DCの投資方針を決めておこう
川原イチトクです。これまでの人生で複数回の転職を繰り返してきました。
なかには、あまり思い出したくない転職経験もありますが、すべて人生の糧になったな、とようやく考えられるようになりました。
今日は転職時の企業型DCの川原イチトクの黒歴史をご紹介します。
転職して企業型DCから個人型ideco(個人型確定拠出年金)へ
転職前は企業型DC(企業型確定拠出年金)に加入していました。転職先に企業型DCあれば移換できることはわかっていました。
企業型DCがないから個人型だな、早めに手続きしました。企業型DCの選択肢にあった投資信託は今一つ選びづらく、投資信託商品の割合の維持(リバランスというものですね。)に苦労しました。今度は、会社から押し付けられた投資信託商品ではなく、楽ちんな全世界型の投資信託に積み立てられるぞ、と喜んでいました。
これまでに積み立てた拠出金すべてが定期預金に。心構えができていなかった!
リーマンショックの頃から投資信託を積み立てていました。それなりの金額になっていました。
退職して移換通知が届き、「え、こんなに積みあがっていたのか」と考えるのも束の間、転職時の生活変化に忙殺され、転職前に積み立てていた金額は個人型idecoの定期預金に収まりました。
ここで、同じidecoにラインナップされていた全世界株式型投資信託に一度に移換すべきでした。なぜなら、殆ど同じポジションで投資を続けていたのだから。
しかし、「え、これから下がったらどうしよう、、、」と考えてしまい、1年放置してしまいました。
FPにあるまじき対応ですが(他人には冷静に話をするくせに)、原始時代から続く脳からの損失回避指令が、目の前の現実から目を背けさせたのでした・・・。
一度に移換すればいいとは理解している! 結局どうしたか?
現在はどうしているかと言いますと、毎月、定期預金型から全世界株式型投資信託にスイッチングしています。5年くらいかけて終わらせる計画です。
一度にスイッチングしろよ、と経済的・合理的行動の心の声が聞こえます。とはいえ、一度に移したら、評価額の上下に一喜一憂してしまう自分が見えてしまうのです。
たぶん、不安を抑えるために、自分のライフプランシミュレートとか作成して時間を無駄に使ってしまうだろうと。
ストレスなく放置できるという理由からの時間分散でもいいのでは?
上がったら「ま、いいんじゃない」、下がったら「ま、いいんじゃない」と自分の弱さと折り合いをつけるのが一定額のスイッチングでした。
自分のストレスを軽減するための時間分散でもよいのでは? と納得している今日この頃です。